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milestone ブログ

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あとがき

~あとがき~

この「メール」はもともと書こうと思ったは2003年でした。
そのときは結末すら考えられなくて困っていました。

ただ、死んだ彼女からメールが来るという事だけでした。

死んだ人からメールが来る。
その現実を私はこの目で見ています。
あの出来事は、その人が死んでからある程度経っていて、そして何気ないメールでした。

その時、私たちが経験した思いは多分言葉にはできなかったです。
けれど、それから10年という月日を経て一つの形にしたいと思いました。

そして、この「メール」には一つのメッセージがあります。
それは、

「あなたは恋人を、友人をどれだけしっていますか?」

です。

携帯やメールによってコミュニケーションは大幅に変わりました。
けれど、それは相手を良く知るということにつながったのでしょうか?
私自身いまだになぞです。

この小説「メール」は多くの人へのメッセージとして、そして、多くのことを伝えたかったものとして
書きました。
けれど、思いはすべて届かない。
そして、届いたものは人によって形は違うと、
思います。

けれど、それでいいと思っています。

もし、この小説『メール』を読み、少しでも何か感じていただければと思います。


私はこの小説は
「ハッピーエンド」
だと思っています。

そして、ある意味キレイな終わりだと思っています。


理解できない人は多いと思います。

そのため、ちょっと質問です。

もし、自分にものすごく好きな恋人がいて、でも、自分は
先に死ぬことが決まっている。

相手のこれからの幸せを願いますか?
すごく好きな人が他の恋人とともに過ごせない時間をすごし、
他の恋人を抱いているところを想像して、
それでも、先に死ねますか?

相手の幸せを祈って死ぬことは美談かもしれません。
でも、その選択はかなりの心の強さがいると思っています。

一緒についてきてほしい。
そういう思いを持つ人もいると思います。

けれど、選ぶ人が2名いた場合どうしますか?

そう、今回の「メール」は私の中ではある意味の

「純愛」

がテーマなんです。

そして、最後になりました、

本当に最後まで読んでいただいた方。
ありがとうございました。

つたない小説でしたが、書き終わることができました。
ありがとうございます。

水瀬 亮


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